ご挨拶

私たち日本人の食生活は、昭和20年代の末頃から、それまでの野菜主体の食に欧米型の動物食が加わり、昭和40年代には世界の中でも食事バランスのよいことで高い評価をうけていました。その後、食の外部化、簡便化、また欧米化、無国籍化が進み、昭和50年代にはいると“飽食の時代”といわれるようになり、豊かで便利になりましたが、食の摂り方や、栄養バランスに警戒信号が灯りだします。

現在は、さらに孤食、孤食、固食、小食、粉食など、食本来の目的から外れた“崩食の時代”に入っています。 肥満児は増え、10代の若さで糖尿病や動脈硬化といった生活習慣病になってしまうケースも現れるなど食生活の乱れの結果は深刻です。また、絶えずイライラしたり、すぐキレる子供が多くなっているのも食生活に関係があると言われています。

このような食生活の乱れへの危機感から平成17年に「食育基本法」が制定されました。食の基本は主食、副食、汁物をバランス良く取る事です。厚生労働省、農林水産省が作成した「食事バランスガイド」では、主食を中心に、野菜、きのこ類、いも類、海藻を使った副菜、主菜をバランスよく揃えることを提唱しています。

旬の物や生活しているその土地で取れたものを食べるのが最も自然で体にやさしいといえます。地球温暖化で二酸化炭素の排出量削減は人類共通の最大課題となっています。我が国のフードマイレージ(=輸入量×輸送距離)は3~5倍ほどで世界一高い状況です。このような尺度で乾しいたけを見てみると、外国産と日本産の比較でのフードマイレージはあきらかに差が出てくるはずです。

最近、乾燥野菜が人気を浴びていますが、“旬の食品” “自然食品” “伝統食品”が、今見直され脚光を浴びつつあります。「日本産原木乾しいたけ」もそのひとつです。

乾しいたけは保存食でありますが、乾かすことでうまみや栄養価、機能性成分が一層増すという意味があります。乾しいたけのうまみはグルタミン酸などのアミノ酸としいたけ特有のグアニル酸という成分でできています。グアニル酸はかつお節のイノシン酸、昆布のグルタミン酸とともに、日本の三大うま味成分といわれており、使用しない手はないだろうと思われます。また、乾しいたけにはビタミンD、食物繊維、カリウム、エリタデニン、レンチナンなどの成分が含まれており、そのヘルシーパワーが期待されています。

日本の豊かな自然が持つっている森林の生態系の循環を利用し、できるだけ自然に近い状態のまま栽培する「日本産原木乾しいたけ」の良い面を積極的に利用して、滋味あふれる豊かで、身近な食材として存分に味わってください。

どんこ   こうしん

 

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