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原木乾しいたけを存分に味わう会を開催

2月17日(月)、東京都板橋区蓮根の日本料理店「よし邑」において「(一社)だしソムリエStyle」と連携して、原木乾しいたけを存分に味わう会を開催し、乾しいたけのフルコース懐石をいただいた。

今回の料理に使用したのは、“木干し”(ほだ木に着いたまま乾燥した状態)に近づけるため、乾燥方法を工夫し、①戻し後の臭いが薄い、②旨味・コクが多い、③苦味雑味・渋味刺激が少ない、という特性を備えた乾しいたけでした。当日は、この新しい乾燥方法の特許を取得した「菌興椎茸協同組合」から開発に至るいきさつ等の話も聞くことができました。また、この新しい乾燥方法の乾しいたけは、上記の特性の他に、“沸騰寸前のお湯に椎茸を入れ沸騰させないよう弱火にして10~15分で、戻り・だし汁もとれる。”とのことで、戻し時間の短縮にも繋がっています。まだ生産・流通量が少ないとのことですが、乾しいたけの世界にも新しい「特性」「売り」ができて、これからの乾しいたけ消費拡大につながるよう期待しています。

食事は、総料理長の冨澤浩一氏のお話を伺いながら、先付・椀盛・お向・八寸・焼物・進肴・食事・デザートまで8種類の料理をいただいた。いずれも手間をかけた本格的な日本料理で、食材の乾しいたけの食感の良さも加わり大満足の食事会となりましたが、中でもデザート前の“食事”で供された乾しいたけ一枚を大胆に使った「椎茸フライ丼」は参加者皆さんが納得の一品でした。

ご参会の皆様、「よし邑」の皆様、ありがとうございました。

原木乾しいたけを存分に味わう会

原木乾しいたけを存分に味わう会

乾しいたけ一枚を大胆に使った「椎茸フライ丼」”

乾しいたけ一枚を大胆に使った「椎茸フライ丼」

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