日本産と中国産

日本産原木乾しいたけは、美味しさと戻り率が違います。

今、日本国内で流通している乾しいたけの60%以上は中国産です。
栽培方法が違うので、味、香り、歯ざわりが違います。

「美味しさ」と「水戻し率」が違います。

日本産の乾しいたけのほとんどが原木栽培ですが、中国産の乾しいたけのほとんどが菌床栽培です。
栽培方法が違うので、日本産原木乾しいたけは「味、香り、歯ざわり」に優れていますが、もう一つの違いとして、「水戻し率」が違います。「水戻し率」とは、乾しいたけを水戻しした時(使用状態になる)のことをいいます。
日本産はもとの重さの7~8倍にも膨れますが、中国産は5倍前後にしか増えません。

日本産と中国産では安全安心感が違います。

日本産の原木栽培には、原木としてクヌギ、コナラが使われ、しいたけ菌を植え込んだ後、森林の中で自然の精気と「こもれび日」を受けて1年半~2年間もの年月をかけて栽培されます。
なお、クヌギ、コナラなどをの切り株からはワキ芽がでて(萌芽更新)、大きな木に成長しますし、切り取った原木は4~5年栽培し、収穫が終了した原木は朽ちて自然に帰ります。日本産原木乾しいたけ栽培は自然のサイクルの中で生かされています。

中国における栽培方法は、菌床(きんしょう)栽培です。

中国産の乾しいたけの栽培は、オガくずや棉実がら、トウモロコシのから(コーンコブ)などにフスマ、砂糖などの栄養剤を加えて、固めた培地に菌を植え、これに温度を加え(加温)ながら施設内で栽培する方法の菌床栽培です。
栽培期間は100~120日程度です。

自然の力を活かした原木(げんぼく)栽培です。
原木にはクヌギ、コナラが使われ、しいたけ菌を植え込んだ後、森林の中で自然の精気と木もれ日を受けて1年半~2年間もの年月をかけて栽培されます。

 

中国における栽培方法は、菌床(きんしょう)栽培です。
オガくずや棉実がら、トウモロコシのからなどにフスマ、砂糖などの栄養剤を加えて固めた培地に菌を植えて栽培されます。栽培期間は100~120日程度です。