１月２７日（土）、東京都渋谷区の「服部栄養専門学校」において「東日本料理学校協会」主催の「教師資格認定研修会」が開催されました。「日本産・原木乾しいたけをすすめる会」は、原木乾しいたけを料理素材とした研修会カリキュラムをお願いし、当日は“日本産原木乾しいたけについて”のテーマで阿部良秀氏（日本椎茸農業協同組合連合会会長）のご講演の後、同専門学校日本料理主席教授の一枚田清行氏に“日本産原木乾しいたけを生かした料理”を実演いただきました。
　阿部氏の講演内容は、①原木栽培と菌床栽培の栽培工程と生育期間の比較　②乾しいたけの種類　③乾しいたけの栄養価と旨味　の説明を中心として、更に原木栽培は、原木として使用するために伐採したクヌギや、ナラは切り株からの萌芽の生長が速いことから再び原木として使用（萌芽更新）できる期間が短縮でき、山・田畑・川・海の自然循環が活性化し、環境保全や、SDGｓへの貢献が大であることの訴えでした。　
　また、料理実演は、大分県産原木乾しいたけと中国産菌床乾しいたけの食べ比べの後、①乾しいたけ含め煮　②乾しいたけの昆布〆　割り酢かけ　③乾しいたけ肉詰め　甘酢あん　が供せられました。
　この研修会の受講者は、料理研究家や料理教室の先生方（80名）ですので、受講された先生方がそれぞれの料理レシピや、料理教室においてこれまで以上に原木乾しいたけをご使用いただけることをお願いし、期待している次第です。
　なお、サンプル用に持参した100ｇ入りの香菇、冬菇、香信、スライスは購買希望者の声が強く、即売を余儀なくされました。やはり本物は人気がありますね。

【講演する日椎連の阿部良秀会長】