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延暦寺会館での精進料理のイベント開催譚

 

る3月31日(金)、当すすめる会は(一社)だしソムリエ協会と連携し、滋賀県大津市にある比叡山延暦寺会館において心と体をデトックスする精進料理のイベントを開催しました。

参加した約70名は、先ず平成の大修理(予定:10年間)が始まったばかりの「根本中堂」に参拝し、菜種油による1,200年間絶やしたことのない「不滅の法灯」などの説話(油断の謂れ等)を伺い、その後、大広間での座禅を体験しました。

本番では、当すすめる会からの乾しいたけの栽培と生産、輸出入の歴史、消費態様の変遷、保健的効用などについての話、会館の赤松主事による延暦寺と精進料理の話、だしソムリエ協会による4種類(“切干大根”“昆布”“乾しいたけ”“ウドと蕗”)のだしの味わい比べ、比叡ゆばの話など濃密な時間を過ごしました。

待ちに待った昼食は、高野豆腐、乾しいたけ、比叡ゆば、筍、切干大根などを使った比較的濃いめの味付けの大変美味しい精進料理をいただきました。

この日、比叡の山は麓から5℃程度低いことから霙が舞い、身が引き締まる天候でしたが、厳しい環境下での修行の体力を確保する精進料理の世界に触れ、その主要食材の一つとしての乾しいたけの存在感・底力を一層感じた一日となりました。

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